糖尿病合併妊娠での食事療法

糖尿病合併妊娠での食事療法

糖尿病の方で、妊娠や出産に対して不安に思っていませんか?
糖尿病の女性が妊娠すると糖尿病合併妊娠となり、胎児への先天奇形児などのリスクも高まることから、元気な赤ちゃんを授かることが出来るのか心配という方も多いことでしょう。

 

 

また、妊娠中には様々な病気で使える薬なども限られてられてきますが、糖尿病の薬では注射で使われるインスリン製剤だけは使うことができますが、内服薬で使用されるSU薬などは使用することが出来ません。
したがって、妊娠中は薬剤の血糖値のコントロールがそれだけ難しくなるということです。

 

 

そして、糖尿病の女性が医師から妊娠を許してもらうには、妊娠前の空腹時血糖値100mg/dL未満、食後2時間血糖値が120mg/dL未満、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)が6.4%以下とされています。

 

 

また、糖尿病の女性の妊娠中の血糖値のコントロール目標は、糖尿病合併妊娠も妊娠糖尿病も同じで、空腹時血糖値100mg/dL、食後1時間血糖値が140mg/dL、食後2時間血糖値が120mg/dL、HbA1cが6.2%未満となります。

 

 

いずれにしても、糖尿病の女性でも、妊娠前と妊娠中の数値が許容範囲内に収まっていれば、特に問題はないわけです。
糖質を摂取しない食事療法である断糖食を行えば、インスリン注射や内服薬などもなしで血糖値コントロールが可能ですので、殆どの女性が十分に許容範囲内に収めることが出来る筈です。

 

 

また、安全面でも、現在までに妊娠中の糖質制限する食事療法を実践した方で、異常などの報告例も見当たらないことから問題はないと言えるでしょう。

 

TOPページへ