乳製品の摂りすぎは注意!?
断糖食では、牛乳などの乳製品はたくさんとっていいのでしょうか?
牛乳には、カルシウムやタンパク質も豊富で良い動物性食品ですが、実は糖も少なくありません。
牛乳には、「乳糖」がかなり多く含まれており、これは赤ちゃんが成長するために必要な栄養になる成分の糖です。
普段からご飯などの炭水化物を主食にして多くとっている人には、甘さが良くわからないかもしれませんが、断糖食をしている人が牛乳を飲むと、甘さが良く分かり気持ち悪いと言います。
また、この乳糖はラクターゼという酵素が腸管にないと分解できない特別な糖で、大人にはこの酵素が少なくなりますが、赤ちゃんにはこのラクターゼが腸管にたくさんあります。
大人になり飲むと下痢をするということがあるのはその為です。
最近は、より甘いものを作ろうと牛に糖質である穀物類を多く餌として与えており、牛自体も血糖値が高くなっており、そこから取れる牛乳もたっぷりの糖を含んでいるので注意が必要です。
また、乳糖をあらかじめ分解して牛乳に入れて吸収しやすくしているものもあり、こうなると糖が溶けているだけと言わざるを得ません。
ですので、血糖値が高い方は控えた方が良いと言えます。
ですが、自宅で断糖食を続けて血糖値が安定してきたら、1日にコップ1杯程度なら栄養補助食品として飲んでも構わないと思います。
その他にも、ヨーグルトなどの乳製品も牛乳と同じと考えて、摂りすぎには注意した方が良いでしょう。