断糖食が効果がある理由

断糖食が効果がある理由

ここ最近、雑誌などの多くのメディアで断糖食が糖尿病に効果があると取り上げられていますね。
では、何故、断糖食が良いのでしょうか?

 

 

健康診断で血糖値が高いと判明した時には、糖尿病予備軍ですから運動を心がけて食事に注意してくださいと言われます。

 

 

空腹時血糖が126mg/dl以上、ヘモグロビンA1cも6.5%以上になると糖尿病と正式に言われます。運動や食事療法を勧められ、それでも改善されないと薬を出されるのが一般的です。

 

 

初めのそれほど進行していない段階で処方される薬は、αーグルコシーダーと呼ばれる薬で、「ベイスン」や「グルコバイ」などがあります。この薬は、食事の前に飲むと糖の吸収が遅くなり、食後での急な高血糖になるのを防ぐ効果があるとされています。

 

 

ですが、薬を服用して糖の吸収を遅くしたとしても、結局はエネルギーとして使われない余った糖は全て体に吸収されてしまいます。この薬は食後の高血糖になるのを防ぐだけで、身体の細胞がインスリンに反応しなくなる状態(インスリン抵抗性)を防ぐことが出来ません。

 

 

当然、薬を使い続ければ次第に薬の効き目も悪くなり、次第に量が増えたり、違う薬に変えるということになります。
そして、血糖値が下がらないのはインスリンが十分に膵臓から出ていないということで、次にインスリンの働きを促す薬である「アマリール」「ダイアグリコ」などのスルフォニル尿素薬を処方される場合が多いです。

 

 

しかし、糖尿病の人の多くはインスリンは分泌されており、少ないのではなく、どちらかと言えばインスリンが既に多く分泌されており、高インスリン血症の状態の方が多いです。
ですので、膵臓から既に多くのインスリンを出しているのに関わらず、薬で更にもっと出すようにされるわけなので膵臓もたまったものではありません。

 

 

薬で仮に下がったとしても、当然、長期に及ぶと薬の効きも悪くなってきます。
また、最近では、インスリン抵抗性を改善する薬も出てきていますが、脂肪細胞を沢山作ることから、肥りやすくなると言われています。

 

 

他にも薬は色々ありますが、いずれにしても糖の取り過ぎで起こっている原因に対して、薬で抑えようとしているだけであって根本的な治療にならず、改善するにはいたりません。

 

 

高血糖を引き起こしているのは、食事で糖を多くとりすぎていることであって、今の糖尿病食事療法にしても、適度に甘いものや炭水化物を摂るようになっています。更に薬も根本的改善にならないにも関わらず、薬物療法を続けているのが現状です。

 

 

結局は、今の治療法を続けても一進一退を繰り返し、結局は血糖値が徐々に上がって行きます。しまいには膵臓も弱ってしまい、インスリンが殆どでなくなってインスリン注射になります。
ですが、インスリン注射も一時的なものですので、最終的には糖尿病での合併症をおこしてしまいます。
これが多くの糖尿病患者さんの今の現状です。

 

 

ですが、食事から糖を絶つ断糖食に変えることで、重度な糖尿病でさえ十分に改善することが可能になると思われます。
これまでのように薬やインスリンに頼るのではなく、家庭で断糖食を実践することが、最終的な糖尿病の改善に繋がるでしょう。

 

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