糖尿病の検査について
糖尿病の検査を受けていますか?
糖尿病は、早い時期に発見して、血糖コントロールをすれば合併症を防ぐことに繋がりますね。
とは言っても、糖尿病は見つかりにくい病気で、それが恐ろしいのです。
会社などの健康診断では空腹時血糖しか調べていませんが、この値が高くなってから発見されるのは、かなり状態が進んだ後になるということになるんですね。
だから、会社などで集団検診しているからといって安心できないんです。
空腹時血糖値が高いということは、とりもなおさずインスリンの分泌量も減っているということになります。
この段階になってしまうと、膵臓でインスリンを分泌するβ細胞も4分の1くらいは死滅していると思われるので、なるべく進行していないない段階で発見するのが望ましいわけです。
初期の糖尿病、もしくはその前段階で見つけるには、検査で食後高血糖を調べることをお勧めします。
これはわざわざ大学病院などの大きな病院に行かなくても、風邪をひいた時に診てもらうかかりつけのお医者さんでも大丈夫ですよ。
実際の検査はとても簡単で、ご飯などの炭水化物を含む食事をした2時間後に採血します。
この検査で食後高血糖があるようなら、はっきりと検出されます。
血糖値が200mg/dlを超えていれば糖尿病、140〜199なら境界型と診断されます。
このように調べること自体はとても簡単ですが、仕事が忙しくて面倒だったり、糖尿病予備軍とはっきりしてしまうのは嫌だという人も多いかもしれませんね。
私も同じです。( ゚Д゚)
はっきりした自覚できるような目安があればいいのだけれど、病が進行しないとわからいないのが厄介なところです。
ただ、由一の変化としては肥満があげられます。
体細胞にインスリン抵抗性が生じ効き目が悪くなると、インスリン分泌の増加で、体脂肪が増えやすいということがあるからでなんす。
てっとり早くこの兆候をとらえるには、若い頃の体重と現在のものとを比較するのが一番わかりやすいでしょう。
例えば、20の時に身長が170センチで体重が60キロ、40代の現在では70キロを超えているようなケースは特に気をつけたほうがいいです。
このような人は内臓脂肪肥満があり、体細胞のインスリン感受性の低下が生じている可能性があります。
また、体重などの外見の変化がない人でも、安心するのはまだ早いですよ。
そういう人でも内臓脂肪がたまっていることがあるからです。
会社などの検診で、中性脂肪やコレステロール値、さらには血圧が高いなどの指摘された人も食後血糖値を調べておいたいほうがいいです。
何より安心できます。そして、進行していない段階で発見し、肥満の原因にもなる糖質を控える食事を心掛けるなどの適切な対処をすれば、恐ろしい合併症を起こすリスクは確実に減らせるでしょう。