糖尿病と基礎代謝の関係

糖尿病と基礎代謝の関係

糖尿病は基礎代謝の低下が大きく関係していますね。
何故なら最もカロリーを消費するのは、安静にした状態での基礎代謝だからです。

 

 

体を動かしている時の運動代謝もありますが、エネルギーの消費量が大きいのは基礎代謝で、運動をしてもなかなか痩せない理由がここにあります。
では、何にそれだけのカロリーが消費されているのでしょうか?

 

 

その一つが体温調節です。
人間は恒温動物なので、外気温などに対応して体温を維持しておく必要があります。
1カロリーは14.5℃の水を1度あげるのに必要なエネルギーで、人間は体の6割程度が水なので、これを上げるにはものすごい量のエネルギーが必要になるわけです。

 

 

そして、体温を維持の為に最もカロリーを消費するのは筋肉で、年齢と共に徐々に落ちていきますが、理想的な筋肉の割合は40%と言われています。
体重50キログラムの人なら、20キログラムが筋肉ではなけれないけないということです。

 

 

ですが、実際のところは12〜13キログラムといったところでしょう。
現代人の筋肉量が落ちているのは、便利になり昔の日本人のように歩くことなども減り、運動不足になっていることと、筋肉を作るタンパク質を摂っていないことにあります。

 

 

また、現代はエアコンが普及し基礎代謝量が激減しています、
実際に家庭や職場はもちろん、電車やバスなどの乗り物など、いたるところにありますよね。
ですが、人間には体温調節とい機能が備わっています。

 

 

昔の人は体を温めたり冷やしたりと体温調節のために大量のエネルギーを使っていたので、体に必要なタンパク質を摂るためにご飯を沢山食べても、エネルギー源にしかならない糖が余るということはなかったのです。

 

 

このように筋肉量の減少やエアコンなどの便利な機器が、現代人のエネルギー消費量を減らし、使われなかった糖は全て脂肪に変えられ、皮下や内臓、更には血液にも蓄えられてしまい、それが糖尿病へと進み患者を増加させている一因とも言えるのです。

 

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