痩せてる糖尿病の方の食事について

痩せてる糖尿病の方の食事について

見た目は痩せいるのに糖尿病という方は結構いらっしゃいますね。
糖尿病というと肥満の人の病気のように思われがちですが、それは発症当時のことで、発病患者の半数がBMI(体格指数)値が25未満の普通体型の方なんですね。(25以上は肥満)

 

 

その為、例え痩せていても、さらなる食事制限を医師から指示される人も少なくありません。
薬も飲み、運動もして食事の量を減らしているのに改善しないばかりか、糖尿病が悪化しているのに、それでも食べ過ぎと言われるのは本当に辛いものです。

 

 

こうなると、もう生きている楽しみがなくなってしまいますよね
実際に痩せている患者さんほど、少し食べただけで血糖値が上がってしまう傾向があり、特に女性の方に多く見られます。

 

 

また、糖尿病の重症度が上がるほどインスリンが効きにくいのですが、その有無を簡単に調べる為に考え出されたインスリン抵抗性指標も、肥満でない人も含めて女性が少し高いのです。
ですので、インスリンが例え分泌されていたとしても、女性の方が効きが悪いということが言えるのです。

 

 

糖尿病は医師の言うとおりに処方された薬を飲んでもそれだけでは治りにくい、完治しないというのは明らかではないでしょうか。
では、これと合わせて規則正しい生活を送るようにして自己管理を徹底させれば糖尿病は改善に向かうのでしょうか?

 

 

そうであれば、そう難しくないかもしれません。
ですが、それでも症状の進行を止められないケースも多く、食事を減らしたり運動療法に取り組んでも悪化させてしまう場合もあるんですね。
その為、糖尿病は一生治らない病気となかば諦め気味の患者さんも多いものです。

 

 

そして、糖尿病は食べ過ぎが原因のように言われていますが、実はその逆で、いわば飽食の時代の栄養失調が起きているとも言えるのです。
というのも、人間が摂る食べ物は体で代謝されてエネルギーに変えられますが、そのもととなる食べ物を三大栄養素と言い、糖質、タンパク質、脂質があります。

 

 

これをエネルギーに変わるのを手助けをするのがビタミンや亜鉛、鉄、マグネシウムといったミネラルです。
当然、代謝を促す手助けをするビタミンやミネラルが不足すれば、せっかく摂った三大栄養素もエネルギーに変えることも出来ず、余ってしまいます。

 

 

特に、炭水化物などの糖質はエネルギー源以外に利用することが出来ず、その余った状態が血液中に起きれば高血糖や高脂血症になり、脂肪細胞に蓄えられてしまえば肥満につながり、血糖値を上げやすくしてしまうのです。

 

 

実際に、三大栄養素のうち、血糖値を上げるのは糖質だけです。
これが糖尿病の原因のひとつになっているのです。

 

 

そして、痩せている糖尿病の方は、ビタミンやミネラルが不足していることで高血糖を起こしていると考えられるので、薬や食事療法でカロリーを減らすこれまで治療だけでは改善出来ないのは無理はないかもしれませんね。

 

 

なお、30品目以上を摂取するようなバランスのとれた食事が良いとされていますが、外から摂取しなければならない栄養素は、人間の体の中では作ることができない必須アミノ酸と必須脂肪酸です。

 

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